※この記事は2021年12月27日に更新されました。
- OnlyFansのアダルト規制の真相
- OnlyFans利用規約の現状・適用期間
- アダルトクリエイターができる対処法
OnlyFans(オンリーファンズ)は、2021年10月1日より適応の新しい利用規約を発表しました。
その内容は「アダルトコンテンツを禁止」するものでした。
それはOnlyFansの古参クリエイターにとっては、衝撃的な内容だったに違いありません。
この一件の騒動はSNS上で炎上。
OnlyFansで生計を立てるクリエイターを大きな不安の渦へ叩きおとしました。その後、アダルト禁止はどのような結末を迎えたのでしょうか?
結論をいうと
OnlyFansは「アダルト禁止」を前言撤回、「一部コンテンツの規制」に変更。
なお、アダルトコンテンツは現在利用規約で認められています。
【速報】アダルト系クリエイターに朗報。
— OnlyFans日本クリエイター (@OnlyFansJapan_) August 25, 2021
Onlyfansのアダルト規約変更の反響から、10月1日〜適応予定の新しい利用規約を一旦見送ります。 https://t.co/2pKEXU8R13
このツイート以降、OnlyFansはアダルトクリエイターの声に耳を傾け、「露骨で攻撃的なコンテンツはNGですが、アダルトは許可します」と規約変更をくつがえしました。
今回はOnlyFansのアダルト禁止から「規制」へ変更された衝撃の真相を解説していきます。
アダルト禁止まで追い込まれた真相
Thank you to everyone for making your voices heard.
— OnlyFans (@OnlyFans) August 25, 2021
We have secured assurances necessary to support our diverse creator community and have suspended the planned October 1 policy change.
OnlyFans stands for inclusion and we will continue to provide a home for all creators.
「皆様の声をお聞かせいただきありがとうございます。当社は、多様なクリエイターのコミュニティをサポートするために必要な保証を確保し、10月1日に予定されていたポリシーの変更を中止しました」
「OnlyFansはインクルージョンを支持しており、今後もすべてのクリエイターに活動の場を提供していきます」
引用:米国時間8月25日のツイート
OnlyFansサポートは、CFAに対しメールで「2021年10月1日の規約変更は、OnlyFansがすべてのジャンルのクリエイターをサポートできるという銀行パートナーの保証により必要ありません」と述べました。
カード決済会社との問題
OnlyFansは以前「銀行とカード決済会社」の要求に応じるため、利用規約の変更を行うと発表。
これらの圧力により、プラットフォーム上での露骨な性的表現を禁止することを決定したと表明していたが、OnlyFansがこの原因について公表した後、現時点では問題を解決できたようです。
ただし、OnlyFans公式では、この決定は「一時的に保留」されたとあり、このポリシー変更が完全に取り消されたわけではない事がわかります。
OnlyFansは、ツイートの中で「クリエイターの皆様への公式なご連絡は、まもなくEメールでお送りします」ともツイートしました。
An official communication to creators will be emailed shortly.
— OnlyFans (@OnlyFans) August 25, 2021
オンリーファンズの市場拡大に伴う問題
OnlyFans(オンリーファンズ)はiOSとGoogle Playで提供しているSFW(safe-for-work、職場でも安全)なアプリ「OFTV」を2021年1月にリリースしました。
この「OFTV」とは、既存のアダルト(NSFW)クリエイター以外の人々にリーチすることを目指したアプリで、料理のチュートリアル、ヨガのルーティン、インタビューなど、Youtubeのような動画共有プラットフォームです。
「OFTVにはアダルトコンテンツはありません。収益化されておらず、クリエイターの収益に直接影響を与えないため、アプリストアに参入することができるのです」
引用:Bloomberg
OFTVは10億円以上の資金調達を目指すものの、アダルト(NSFW)を連想させる「OnlyFans」には広告主が付きにくいのが現状でした。その事態を脱却するためにも、「健全な(SFW)なクリエイター」が活躍できるプラットフォームを目指したためです。
余談ですが「OnlyFans」はアプリケーションではありません。理由はAppStoreやGooglePlayはポルノを禁止しているからです。
OnlyFansのアダルト禁止から「規制」へ
OnlyFansは「アダルト禁止」を前言撤回、 その代わり「露骨なコンテンツの規制」がされました。
なお、現在はアダルトコンテンツの配信は利用規約で認められています。こちらでは露骨なアダルトの詳細と適用期間について解説します。
露骨なアダルトコンテンツの禁止
- 性器・肛門を含む、SEXの映像
- マスターベーションの映像
- 性行為中に分泌される体液の映像
- 人間の排泄物の映像
- ドラッグや危険物の映像
- レイプ・獣姦・死姦の映像
- 合意のない映像
- リベンジポルノ映像
- 投稿者の国によって禁止されている映像
- なりすまし、人を欺く映像
- コンテンツに出演する個人が18歳以上であることを証明する文書が必要
OnlyFans(オンリーファンズ)の新しく発表されたアダルト規約の禁止内容は上記のようになっています。
禁止コンテンツの解説は下の記事へどうぞ。
新しい利用規約が適応される期間はいつ?
適用期間 | 2021年10月1日〜 |
既存コンテンツ 削除猶予期間 | 2021年12月1日迄 |
新しい利用規約が適用される日程と既存コンテンツ(規約違反)の削除要請は上記のようになりました。
OnlyFansサポートは、CFAに対しメールで「12月1日迄に新しい規約変更に違反するコンテンツは削除。未対応の場合は、アカウント停止などの処置をとる」と述べました。
アダルト規制に対する今後の対処法
別のプラットフォームに乗り換えする
OnlyFans(オンリーファンズ)はこれまに「アダルトコンテンツクリエイターが直接マネタイズできるプラットフォーム」として世界的な知名度がありましたが、今後のアダルト規制によっては”性的表現”の取り締まりは厳しくなる可能性も。
アダルトコンテンツを配信できる類似サービスとして、国内サービスである「Candfasn(キャンドファンズ)」海外サイトである「Fansly(ファンズリー)」が使いやすくおすすめです。
下記の記事で紹介してるのでどうぞ。
結論:現在もアダルトコンテンツは投稿できる
- NSFWに対する「銀行とカード決済会社」からの圧力
- アプリケーション化を目指した市場拡大
- アダルトコンテンツは今も投稿できる
OnlyFansは驚異的なスピードで成長し続けてます。進化と共に、新しい利用規約が更新されるでしょう。
法律違反のないコンテンツであれば大丈夫ですが、もし警告がきた場合は誤警告の可能性もあるので念のため、OnlyFansサポートに連絡してみましょう。
「露骨なアダルトコンテンツ」の項目については下記の記事で解説しています。
アプリケーションの背景を理解しつつ、どのコンテンツが規約違反なのか?クリエイターはかならず確認しましょう。
コメント